第8回 なごや国際オーガニック映画祭
国連「家族農業10年」の折返しの“今”
世界の食料生産の8割以上を占める「家族農業」
国連は2019年~2028年を「家族農業の10年」として定め、加盟国及び関係機関等に対し、食料安全保障確保と貧困・飢餓撲滅に大きな役割を果たしている家族農業に係る施策の推進・知見の共有等を求めています。
“いま”、食と農をめぐる考え方は、食糧危機や気候変動を背景に大きく変化しています。「家族農業」は時代遅れ?そんなことはありません。
大きな機械を使わず、地域コミュニティに根ざす「家族農業」は、環境をまもり、日々の暮らしを豊かにし、危機にも柔軟に対応できると、小さいからこそ秘めるその潜在力が見直されています。
家族農業ってなに?
家族農業はどのくらい重要?
世界各地の家族農業ってどんな感じ?
2024年は家族農業10年の折り返し
“今”どうすべき?を皆さんと一緒に考えたいと思います。
会場;ウィルあいち
愛知県名古屋市東区上竪杉町 1番地
3F 大会議室
定員;150名(定員になり次第締め切り)
入場料;
前売1500円(高校生以下無料)
当日2000円
※当日キャンセルは100%ご負担下さい
映画 「TOMORROW パーマネントライフを探して」
2015年 (フランス)
フランスで観客動員110万人突破の大ヒットを記録し、セザール賞も受賞したドキュメンタリー。
あらすじ・ストーリー
女優メラニー・ロランは監督としてもカンヌ国際映画祭で作品が上映されるなど評価が高く、ファッション誌の表紙も飾る女性たちの憧れの存在。
2012年、学術雑誌ネイチャーに21人の科学者が、今のライフスタイルを続ければ人類は滅亡するという論文を発表した。
その警告に危機感を抱いたメラニーは、活動家やジャーナリストの仲間達と、フード、エネルギー、マネー、教育の新しい取り組みを行っているパイオニアの“今”を巡る旅に出た。
世界とつながりシェアしながら、未来にやさしく幸せな新しいライフスタイルが見えてくる―。
NHK制作局番組「日本人は農なき国を望むのか~農民作家・山下惣一の生涯~」
上映の後、制作プロデューサー棚谷克巳さんに、「この番組を企画した思い」 をお話しいただきます
2023年9月23日NHK放送番組。2022年7月、佐賀の農民作家・山下惣一さんが86歳で亡くなった。玄界灘に面したミカン畑で汗を流しながら、作家活動を展開。日本経済が高度成長を遂げて農産物の輸入自由化が加速し「日本農業不要論」まで叫ばれる中、衰退を続ける農村の現場から「農と食の大切さ」を訴え続けた。また「地産地消」「身土不二」という言葉を広め、「農業は成長よりも安定。拡大よりも持続、競争よりも共生」と唱えた山下さんの生涯を描く。
山下惣一(やましたそういち)
1936~2022
農民作家
至言
そこに住んでいる人がそこの農業を食い支える仕組みができれば 何も怖くない
令和4年7月に亡くなった山下惣一さん。米やみかんなどを栽培しながら「農民作家」として執筆活動を続け、小説からノンフィクションまで40冊を超える作品を世に送り出した。山下さんは昭和11年佐賀県の農家に生まれる。中学卒業後、農業に従事。30代で執筆活動を始め、昭和45年、「海鳴り」で農民文学賞を受賞。昭和56年には、減反に揺れる農村を描いた「減反神社」が直木賞候補になった。オレンジの輸入自由化などの影響で長年育てたみかんの木を切らざるを得なくなり、そうした経験を小説などの題材にする。規模拡大や効率化を進める農業政策に疑問を呈し、地産地消こそ進むべき道だと説いた。
講師プロフィール
棚谷克巳[タナヤカツミ]
1958年 東京生まれ 茨城県水戸育ち 早稲田大学第一文学部卒
1981年 NHK入局
沖縄局、名古屋局、仙台局で
戦や米軍基地問題を描くドキュメンタリーを制作。 「おはようジャーナル」で少年非行、薬物依存などの問題、老人問題などに取り組む。
1989年 「雪の墓標~奥会津・葬送の風景~」(1993)など、農業農村問題を取材。
1993年 クローズアップ現代班ディレクター・デスクとして、多くの番組を制作。 NHKスペシャル「段々畑の歳月~秩父・太田部耕地の40年~」(ギャラクシー奨励賞)
1997年 地域の先進的な人物を描く「未来派宣言」「雨水で都会にダムを作ります」(第8回地球環境映像祭入賞)
2000年クローズアップ現代 プロデューサー。
2002年 NHKスペシャル番組部 プロデューサー。シリーズ「データマップ 63億人の地図」(ギャラクシー奨励賞)シリーズ「アフリカ ゼロ年」(ギャラクシー奨励賞)
ドキュメントにっぽんの現場「虹を追う直売所~大分県日田市大山町~」
2008年 NHKプラネット東京本社に出向 制作部長 NHKスペシャルシリーズ「セーフティーネット クライシス①~③」(日本ジャーナリスト会議賞
貧困ジャーナリズム功労賞)
2011年 NHK制作局エグゼクティブ・プロデューサー
ドラマ10「サイレントプア」(貧困ジャーナリズム賞)プロフェッショナル 仕事の流儀「コミュニティ・ソーシャルワーカー 勝部麗子」(ギャラクシー奨励賞) 東日本大震災震災・復興サポートシリーズ(ギャラクシー報道活動部門 選奨)明日へ 支えあおう 放射能汚染からの漁業再生(農業ジャーナリスト賞)
地域魅力化ドキュメント ふるさとグングン!(農業ジャーナリスト賞奨励賞)ETV特集「揺れながら 迷いながら~民俗研究家・結城登美雄が見た震災~」(農業ジャーナリスト賞)
2023年10月 NHKを定年退職。現在はNHKスペシャルのプロデューサーなどを務める。
関根佳恵[セキネカエ]
1980年神奈川県生まれ。高知県育ち。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。立教大学助教、国連世界食料安全保障委員会(CFS)専門家、国連食糧農業機関(FAO)客員研究員、愛知学院大学経済学部講師・准教授をへて、2022年より愛知学院大学経済学部教授。専門は農業経済学、農村社会学、農と食の政治経済学。家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン常務理事。
主催 なごや国際オーガニック映画祭
後援 名古屋市、家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン、あいち有機農業推進ネットワーク
協力 未来をつくる給食♡Foods for Children 愛知、豊橋有機農業の会、だらっと憲法カフェ、わっぱん、フェアトレード風ネットワーク、種から根っこと葉っぱ&沙生
Design 伊藤ちづる
会場住所; 愛知県名古屋市東区上竪杉町 1番地 3F
090-9902-0272 内山
(なるべくショートメールでお願いします)
下記のフォーマットはお問合せ専用です
イベントお申込みは
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なお、お問合せとキャンセルのご連絡は
前日17時までにお願いします。